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瀬戸灰釉四耳壷(せとかいゆうしじこ)
製作年代鎌倉時代 器高 29.4p |
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・解説
灰釉四耳壷は,中国からの輸入品である白磁四耳壷を灰釉技法を使って国内で模作した高級陶器です。13世紀から15世紀にかけての瀬戸窯の主要な生産品として全国の社寺等に供給され,主に火葬蔵骨器として使用されました。
常陸太田市増井町の正宗寺境内付近から出土したと伝えられるこの瀬戸灰釉四耳壷は,均整のとれた美しい姿をしています。肩には四つの耳を持ち,口緑部から肩にかけて光沢のある灰釉がかかっています。
瀬戸灰釉四耳壷は,現在,歴史館の常設展示において中世の佐竹氏ゆかりの品として展示されています。 |
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