大津の盆船(おおつのぼんぶね)
長さ 440p 幅 75p 高さ 240p
 
大津の盆船
・解説
 「大津の盆船流し」は北茨城市の大津町で,毎年8月16日の早朝に行われる盆の最後を飾る行事です。盆の期間中に家に戻ってきていた仏様を送るための行事だと言われています。昭和54年には県から無形民俗文化財の指定を受けました。
  かつて,大津町の新盆の家では16日の早朝に親戚や近所の人々が集まり,小麦藁で盆船をつくり,盆の間にあげられた供物を船に載せ,故人の戒名や俗名を書いた帆を立て,大津漁港から外洋に流していました。最近は,海洋汚染等の問題で藁船を流すことができなくなり,共同で一つだけ作り祭礼の際に漁港に飾るようになりました。かわりに,新盆の家々では全長1〜2mの木製の盆船を流すようになりました。本資料は,平成13年の祭礼のために作られたものです。
 
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