一橋徳川家記念室展示
武具・刀剣
4月23日(土)〜5月8日(日)
一橋徳川家に伝来する太刀と拵を目貫・鐔などの刀装具とともに展示・紹介します。
※写真の無断転用を禁止します。
◇展示品の紹介(一部)
太刀
銘 (表):僧定秀
刃長:66.4cm
平安末期〜鎌倉初期
豊後刀工の祖ともいわれる英彦山の僧、定秀作の太刀です。直刃調で、小沸えの足がよくはたらきます。
樋蒔絵衛府太刀拵
(ひまきええふたちこしらえ)
江戸時代
御三卿は武家ですが、当主が朝廷より従三位の位を与えられる、つまり卿と呼ばれるなど、一面では公家でした。そのため武具のなかには、天皇に伺候する公家仕様のものもあります。
金縁黒漆塗葵紋刀掛
紫白鍛威胴丸具足
(むらさきしろだんおどしどうまるぐそく)
紫と白の威糸を交互に通した胴丸に、大鎧を彷彿させる復古調の大袖を付けます。兜の白い熊毛が印象的です。面ぽう、喉輪まで残るなど、江戸時代末期の作とはいえ、良好な保存状態です。
第10世茂栄(もちはる)の所用の甲冑と考えられます。
赤銅魚子地色絵(しゃくどうななこじいろえ)葵紋三ッ紋目貫
目貫(めぬき)の「目」は、穴の意味です。本来は、刀身が柄から抜けないように、柄と茎(なかご)の穴に差し込んで止める竹製の釘をさしますが、その箇所を上から覆う金具も目貫と呼ぶようになりました。
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