常設展

中 世          

   

   「歴史の光」コーナー 

        「平将門の乱」

 映像では,広大な大地を走る馬,これを巧みに操る武者たちが描かれ,武士団発生の勢いとその定着の様子がうかがえます。「将門座像」やグラフィックからは,武士団をまとめ,坂東諸国の国府を襲い,新皇と称し,やがて武家社会へと移る役割を果たすことになった将門の人物像や戦跡を想像することができます。

常陸大掾と守護

 平安時代中期から鎌倉時代中期までの展示です。この当時常陸の国を支配していた常陸大掾氏や守護小田氏をはじめとした有力豪族や配流の地越後から常陸におもむき,他力念仏の布教につとめた親鸞などについて紹介しています。

   (小テーマ)

      ・金砂城の戦い

          ・常陸大掾と守護小田氏

          ・親鸞と常陸の人々

        ・御家人と仏教

 

  将門と藤原秀郷の戦い(『俵藤太絵巻』より)

弥勒仏立像(複製)

得宗領の拡大と常陸の豪族

 鎌倉時代末期から室町時代の展示です。得宗領とは,鎌倉時代の執権北条氏の嫡流を得宗と称するところから,その所領をいい,それが拡大した様子や常陸の国の北東部に勢力をもち,発展していった佐竹氏などについて紹介しています。

   (小テーマ)

      ・北条氏の所領拡大

        ・常陸守護佐竹氏の動向

        ・常陸国の城の分布と構造

       

      

 中世豪族の館(イラスト)

   「歴史の光」コーナー 

        「南北朝の戦い」

 後醍醐天皇や足利尊氏,佐竹義宣の肖像,小田や関・大宝・瓜連の各城址などの映像とグラフィックパネルを通して,また結城親朝に来援を求める南朝の重臣北畠親房の書状や北朝方に味方した陸奥の御家人伊賀盛光の軍忠状などから,南北朝60年の動乱の意義と佐竹の勢力拡大などを考えることができます。

  

戦国の争乱と佐竹氏 

 15世紀の有力武士の諸勢力の様子ややがて常陸国全域の統一を成し遂げた佐竹義宣について紹介しています。

   (小テーマ)

      ・永享の乱と結城合戦

        ・鳥名木氏

        ・佐竹氏の常陸統一

鳥名木氏兜(複製)

   佐竹義宣肖像画(複製)

 

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