図録の紹介

誌名  

かがやきにこめた

権威と荘厳

 −金と銀との

     考古学−

 

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 金と銀の輝きは古代から人々を魅了し続けています。特に金はその輝きと希少性に加え、耐錆性に優れ、展性に富むことから貨幣や装飾品に利用されてきました。わが国は、弥生時代に金と銀に出会い、古墳時代には金と銀を用いた装身具や武具とともに加工技術が大陸から伝わり、次第に地方権力者にまで金と銀の魅力は浸透していきました。

   また、平安時代には貴族により光り輝く経筒や仏像が未来に向けて埋納されました。この世から来世に伝える荘重な世界を感じることもできます。さらに、中世・近世には鉱山の開発による金銀の産出量の増加と金工技術の発展により、多くの金・銀を用いた場面が登場しました。屋根を飾る金箔の荘厳はその代表的なものです。
 

   本図録では、各地の古墳や城跡から出土した金・銀で装飾された考古資料をもとに、権力者である被葬者の姿や中央権力との関係などを探るとともに、人々を引きつける金・銀の魅力を紹介しようとするものです。


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