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自然豊かな偕楽園公園の一角にある当館の,四季折々の風景をはじめ,話題,ニュースをお届け致します。「四季」といっても年4回ではなく週1ぐらいの更新を目指します。

[バックナンバー]
    

 

 

 ≫いちょう並木の様子です。(10月24日)

 お問い合わせが増えてきました当館庭園のいちょう並木の様子です。まだ「黄葉」とまではいきませんが銀杏がたわわに実ったものもあり確実に秋の足音が近づいているのが感じられます。歴史館「いちょうまつり」は11月3日[土]から25日[日]まで様々なイベントを用意してお待ち申し上げておりますが,黄葉最盛期は例年ですと11月の中旬頃になります。

  

   
         
   
         

  

  ≫塩づくり実演と鹿角ペンダント作りが大成功!(10月20日)

 心配された天気にも恵まれ,塩づくり研究家の方や歴史館ボランティアの皆様方のご協力による塩づくりの実演と,鹿角を使ったペンダント作り講座が大盛況でした。

 

   

太平洋の水を運び,約3ヶ月,天日に当ててできあがった鹹水(かんすい=濃い塩水)を,更に煮詰める作業の開始。

 

約2時間。塩の結晶が見えてきました。

 
約3時間。水分が無くなり”立派な”塩のできあがり!
         
   

塩が煮詰まるまでの時間を利用して,鹿角ペンダントづくり講座が行われました。(事前申し込み)

 
紙ヤスリで磨いて形を整えます。
 

完成\(^ ^)/

「鹿の角」は鹿島神宮様のご提供です。

 

  ≫特別展にNHKの取材が入りました。(10月19日)

 平日にもかかわらず多くのお客様で賑わうなか,NHKの入念な取材が行われました。これまであまり知られていなかった日本の塩づくりの起源が茨城にあったことなど,広く県内外の皆様にお知らせいただき,会期中更に多くの皆様にご観覧いただければ幸いです。
   

撮影の様子

記者の熱心な質問に,更に熱心に答える展示担当研究員(右)

 

  ≫特別展 「霞ヶ浦と太平洋のめぐみ−塩づくり−」 開幕しました。!(10月13日)

 
 
展示室入り口奥で皆様をお迎えするのは,茨城が塩づくりの発祥地であることを示す製塩土器(稲敷市広畑貝塚出土)と「常陸国風土記」(部分)です。(いずれも当館蔵)   国内外の「塩」販売コーナーも

 

 

 ≫【乞う!ご期待】 特別展 「霞ヶ浦と太平洋のめぐみ−塩づくり−」(10月7日)

 「製塩は,縄文人の偉大な発明であり,その起源は茨城県霞ヶ浦の沿岸である。」(渡辺 誠 名古屋大学名誉教授)

3,000年前の茨城に始まる日本の「塩づくり」。 霞ヶ浦,太平洋沿岸の最新の発掘成果が全てを語ります。

「塩づくり」を中心としたムラの様子をはじめ,大風で茨城の浜のムラが砂に埋まったとされる「千々乱風伝説」,製塩や塩の流通,塩に関わる神事などをとおし,塩づくりに関わった人々の心に思いをはせる特別展,「霞ヶ浦と太平洋のめぐみ−塩づくり−」いよいよ今週末開幕です。

  

   

「常陸国風土記」(茨城県立歴史館)

信太(しだ)郡の条

 

「乗濱(のりはま)の里の東に浮島(うきしま)の村あり。四面絶海(よもうみ)にして,山と野と交錯(まじ)り。(略)塩を焚(や)きて業(なりわい)と為す。」

 

霞ヶ浦(内海)の水が塩水(海水)であったことを示します。

 

 

 ≫華やかに,さわやかに−「歴史館コンサート」(10月3日)

 当館の人気イベントの一つ,歴史館コンサートが9月30日,県指定文化財「旧水海道小学校」ピアノ室で華やかに開催されました。

 スタインウェイ&サンズ社の1865年製のグランドピアノで,コンサートに供することができるものとしては国内最古級。今回このピアノ奏者に佐藤真紀さんをお迎えし,オーボエには天日順子さん,小澤知美さんのお2人,ソプラノには堀江貴和子さんをお迎えしました。

 

-PROGRAM-

【オーボエ2重奏】
    アルビノーニ作曲: 2つのオーボエのための協奏曲ハ長調      

作品9の9より1楽章 Allegro

ボロディン作曲: オペラ「イーゴリ公」より ダッタン人の踊り


【ソプラノ独唱】
    鹿島鳴秋 作詞 / 弘田龍太郎 作曲: 浜千鳥
    三木露風 作詞 / 山田耕筰 作曲: 赤とんぼ


【ピアノ独奏】
    ショパン作曲: ワルツOp.69-1
    シューマン作曲: アラベスクOp.18


【ソプラノ独唱】
    シューマン作曲: ミルテの花より 

蓮の花 :ハイネ 作詞      献呈 :リュッケルト 作詞
    プッチーニ作曲: オペラ「ラボエーム」より

ムゼッタのワルツ    私が街を歩くと

   
すぎやまこういち 作曲 / 信長貴富 編曲: 恋のフーガ
伊勢正三 作曲: なごり雪
松本隆 作詞 / 平井夏美 作曲 / 源田俊一郎 編曲: 瑠璃色の地球
シューベルト作曲: アヴェ・マリアOp.52.No.6.

 この日集ったのは事前申し込みに見事当選された50人のお客様。クラシックから日本のフォークまで幅広いジャンルの演奏。鳴り止まない拍手の中アンコール曲には「上を向いて歩こう」が。楽しく和やかな中に,参加者の胸には明日への希望の光が灯るひとときとなりました。
 

 

 ≫展示替え期間はここに注目!(9月30日)

  「新たな国民のたから」展他3つの展示が本日で閉会になると,10/13[土]オープンの特別展「霞ヶ浦と太平洋のめぐみ」まで本館1F展示室は展示替え期間となります。その間は是非こちらをゆっくりとご観覧いただきたいと思います。

 

 
 
     

 

10月2日からは学習支援展示「ちょっと昔のくらし」が,今から

50〜100年前のくらしの様子を中心に,2Fギャラリーに移動します。

50年前からのくらしでは,歴代天皇に伝わる宝物になぞらえ,巷間「三種の神器」とまで呼ばれた,「白黒テレビ」,「電気洗濯機」,「電気冷蔵庫」が展示されています。

 

 ≫遠足,校外学習シーズンです。(9月26日)

 秋の遠足,校外学習で連日賑わっています。社会科の授業内容に沿った展示に目を光らせたり,広々とした庭園での昼食など,子どもたちの楽しそうな様子は私たち職員の大きな励みでもあります。

  

   
「ちょっと昔のくらし」の展示は小学校3年生の授業に最適。
 
 2F「常設展示室」 では,茨城の古代から近現代までの歴史の流れを見ることができます。
     
   

  明治時代の洋風建築

  「旧水海道小学校」

 

  大切な「文化財」に指定されているので,靴は脱いで上がります。

 

「子どもたちのいる風景」

  これがいちばん「絵」になります。

 

 ≫「如蓮華在水」(9月22日)

 蓮の写真を見ながら「因果具時」の項を書き込みつつ,もう一つ蓮にまつわる語が浮かんできました。

 「如蓮華在水(にょれんげざいすい)」。

  蓮が育つ池はこんなところ(下の写真)。決してきれいな水ではありません。綺麗な花が咲くのだから原因としてきれいな水の池であってもおかしくないのですが現実は反対です。泥水が渦巻くような現実社会に染まることなく,反対にそれを栄養分として,あるいは成長のバネとして見事な花を咲かせよ,とのメッセージ性のある言葉のようです。
  古来,人をして「因果具時」,「如蓮華在水」・・・,そんな深い言葉を生み出させる特別な味わいのある蓮の季節が今年も終わろうとしています。

   

   
 

 蓮が育つ池はこんなところ

 

   

 

 ≫「因果具持」(9月21日)

 この頁のトップに6枚並んだ写真,中央の2枚をご覧下さい。毎年開花状況のお問い合わせの多いハス池の蓮の様子です。今年は例年より1ヶ月以上遅れて見頃を迎えましたが,さすがに今は一様に右側のような状態です。

 さて,この蓮の花,花弁の中央をよく見ると,色は白っぽいものの,既に実をつけているのが分かります。開花と結実が同時。仏教の「因果具持(いんがぐじ)」の象徴とされる所以です。原因の中に既に結果は含まれている。ならば,過去を振り返って後悔しても始まらない。輝かしい未来となる原因を,今こそ着実に築けと励ましてくれているようです。

 

 ≫山村暮鳥の「雲」,「幻の仮製本」が当館の蔵書の中に(9月19日)

 明治,大正期に活躍した本県ゆかりの文人,山村暮鳥の『雲』は,暮鳥が死去した翌年,大正14年(1925)に初版が刊行されましたが,実はその前年に暮鳥の葬儀(大正13年12月11日)のために,特別に用意された「仮製本」2冊があったことが知られていました。

 そのうち,1冊は江林寺の暮鳥の墓に納められたことがわかっており,もう1冊が行方不明となっていましたが,このたび当館の所蔵史料がそれであることが確認されました。

 この「仮製本」には,暮鳥の絶筆となる校正指示書きが貼付されているなど非常に貴重な発見となりました。(既報)

 当館では,一日も早く県民の皆様にご覧頂きたく,9月20日[木]から10月31日[水]まで,当館1Fロビーにて無料公開することと致しました。是非ご来館下さいますようお待ちいたしております。

   

         
   

  大正13年版「雲」

     
   

 

 ≫「歴史館まつり 2012」過去最高の賑わい(8月25日〜26日)

 8月25[土]・26[日]両日は天候にも恵まれ,合計3,500人を超えるお客様にお越し頂き,賑やかに「歴史館まつり」を開催することが出来ました。出展(店)者の皆様はじめ,ボランティアの皆様,ご協力頂いた全ての皆様,そしてご来場下さいましたお客様に心から感謝申し上げます。

 日頃成人の方が多い歴史館のお客様ですが,「歴史館まつり」は,幼児や小・中学生にも歴史館に親しんで頂き,これを機会にどんどん足を運んで頂こうと7年前から続いている行事です。

   

   

 

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