在来産業の変容 |
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器械製糸工場(石岡製糸合資会社)明治末期 |
酒造業(明治末期新治郡石岡町渡辺醸造所) |
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明治以降の近代化のなかで,近世以来続いてきた各種の産業も変化を余儀なくされました。製糸業では従来の座繰製糸から機械製糸になり,醸造業(酒造・醤油醸造)も近代化しました。その結果,これらの在来産業は明治・大正期に至っても,茨城県における最も主要な工産物の位置を占めていました。明治40年(1907)の工産物生産価格をみると,酒類322万円,製糸267万円,醤油199万円,織物52万円が上位4位までの業種でした。
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