屋代城は,鎌倉時代に北条氏によって,東西60m,南北80mの方形館跡として作られ,南北朝時代には北朝方の支配下に入り,屋代氏によって14〜15世紀頃に城として館跡を拡張して構築されました。その後,3度にわたって増・改築が行われ,外郭に東西166m,南北212mの外堀を構築し,土岐氏等の攻撃に備えていたと思われます。築城形式としては,谷津が入り込んだ台地上に造られた回地型をした「台地城形式」のものです。