種痘活人十全弁 本間玄調
種痘活人十全弁 本間玄調著  
写真の無断転用を禁止します
 天然痘は命にもかかわる伝染病でしたが、オランダから種痘が伝わったことにより予防が可能になりました。水戸藩でも天保13年(1842)から、徳川斉昭が医師本間益軒、玄調に命じ普及につとめましたが、接種に対する恐怖心からなかなか進みませんでした。そこで玄調、斉昭ともに自分の子に接種をし、さらに玄調が著したのがこの本です。天然痘の怖さを説き、種痘をすれば「百発百中にて、ひとつの失策もなく」防ぐことが出来ると説いてあります。なお、嘉永3年(1850)からは牛痘により、藩の費用負担のもとで医師が巡村して実施しました。
 
 

 

 
 

 

 

 

 

 

 


茨城県立歴史館
〒310-0034 茨城県水戸市緑町2-1-15
TEL:029-225-4425/FAX:029-228-4277
お問合せ
Copyright(C) 2006 Ibaraki Prefectural Museum of History All Rights Reserved.