水戸藩尊攘運動
   

 

尊攘(尊王攘夷)運動は,近世末期における幕藩体制の矛盾の激化と対外危機のなかで起こった政治運動の大きな潮流です。その先駆けとなった水戸藩では,藩の指導層から下層農民にいたるまで,数多くの人々がこの運動に参加していきました。「桜田門外の変」「天狗党事件」等々,運動が激化するなかで,水戸藩は全国の尊攘運動の指導的役割を果たしましたが,内部抗争から脱落,やがて薩摩藩・長州藩の討幕派が運動の主導権を掌握することになりました。

 

 

 

 

 

 


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