反射炉
反射炉   
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設計は南部藩士大嶋高任・薩摩藩士竹下矩方ら,工事は湊村大工飛田与七らと,藩内外の協力で製作されたもので,海防の強化をめざして鉄製大砲を鋳造するための溶解炉です。安政2年(1855)に1号炉が完成し,のちに1基が追加され,2炉並立して安政4年に完成しました。これに使用された耐火煉瓦は,那須郡小砂村(栃木県那珂川町,旧馬頭町;水戸藩領)の鉄分の少ない土に,水戸郊外仙波笠原などの土を混ぜて焼かれたものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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