伯夷伝体験 |
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徳川光圀像(一部) 立原杏所筆 |
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正保2年(1645)、光圀18歳の時の「伯夷伝体験」=司馬遷『史記』の伯夷伝を読み感奮したことは光圀の生涯の画期的な出来事として、あらゆる光圀伝がとりあげています。『義公行実』は兄頼重をさしおいて水戸藩の後嗣となったことを悩んでいた光圀が伯夷伝を読んで、領国を頼重の子に譲ることを心ひそかに決心したといい、『大日本史叙』の冒頭では「伯夷伝体験」を契機として『大日本史』の編纂を志したとしています。いずれにしてもこの「伯夷伝体験」は光圀の生きかたに大きなインパクトを与え、光圀一世の転機となりました。
※より徳川光圀について知りたい方へ
徳川光圀
東藩世子
伯夷伝体験
水戸宰相
将軍の藩屏
彰往考来
西山
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