満州事変から日中戦争をへて太平洋戦争にいたる「15年戦争」の時代,数多くの県民が兵士として出征していきました。とくに昭和16年(1941)から始まった太平洋戦争には,10万人余の茨城県出身者が招集され,53,223人が尊い犠牲となりました。茨城県出身の将兵の多くは,県内に駐屯していた水戸歩兵第2連隊,水戸工兵連隊,霞ヶ浦・土浦海軍航空隊に所属していました。