水戸市大串町にある縄文時代前期の貝塚です。「常陸国風土記」に記された貝塚として,昔から有名だったため,何度となく調査が行われてきました。調査の結果,貝の種類はシジミが最も多く,ハマグリ・カキがわずかに混じる程度であることがわかりました。このことから,当時この付近は淡水の貝が棲息する環境であったことがわかります。貝塚は現在でも常澄中学校の南側と東北側に見ることができます。