年貢皆済目録
年貢皆済目録   
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 年貢は村の責任で領主に納入しました。これを村請制といいます。村には名主(庄屋)・組頭・百姓代という村役人(村方三役)がおかれ(水戸領では百姓代がありません),年貢の割り当てや納入,用水の管理,治安の維持にあたりました。一般農民は,田畑・屋敷をもち租税負担の義務をもつ本百姓と,田畑を持たず小作で生活する水呑百姓に分かれていました。農民の税負担は重く,収穫高の4〜6割にのぼりました。この年貢皆済目録は,村がその年の年貢を上納し終わった祭に,領主がその皆済の確認,受取の証として,村あてに発行したものです。

 

 

 

 

 

 

 

 


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