古墳時代のムラは,時期によって規模や立地から異なっています。古墳時代前期から中期にかけては,河川の流域に面する台地上や微高地上に大集落を営む傾向が強く,後期になると山間部や河川敷などにまで集落が営まれるようになります。これは,水田の開発と密接に関連するためで,古墳時代後期に古墳群が各地に築かれるようになるのも,新しく水田が切り開かれることとかかわりがあるようです。