刀身の長さが223.5cmもある長大な刀で,古くからの師の霊剣と呼ばれ,鹿島神宮の神宝として崇敬されてきました。製作年代は奈良時代末から平安時代初頭とされています。「常陸国風土記」には,慶雲元年(714)に鹿島郡若松浜の砂鉄を使って刀を鍛えたという記述がありますので,この刀も鹿島郡内で製作されたものと思われます