笠間時朝
笠間氏の祖。嘉禎元年(1235)に鎌倉幕府の御家人となり,仁治2年(1241)には検非違使となって,新治東部を領していました。また,時朝は領主として領土平安祈願を願って笠間の寺へ造仏したり,鹿島神宮に唐本一切経を奉納した信仰心厚い人でありました。京都の蓮華王院(三十三間堂)に仏像を寄進したり,また「新和歌集」「前長門守時朝入京田舎打聞集」を編纂したり,勅撰の「続後撰集」への入選歌もあり歌人でもありました。

 

 

 

 

 

 

 

 


茨城県立歴史館
〒310-0034 茨城県水戸市緑町2-1-15
TEL:029-225-4425/FAX:029-228-4277
お問合せ
Copyright(C) 2006 Ibaraki Prefectural Museum of History All Rights Reserved.