石岡市にある鹿の子遺跡は,東北地方の平定に関連して造られた官営工房です。調査により,溝に囲まれた掘立柱建築遺構と,国内から集められた工人の住む竪穴式住居,それに作業場となった長屋状竪穴遺構が,計画的に造られているのが明らかにされています。