海夫注文(かいふちゅうもん)

 香取文書の中に「海夫注文」と呼ばれる文書が存在します。その内容は、下総国と常陸国に属する津(港)名と知行者名を列挙した文書です。平安時代以来、海夫は香取神宮の大宮司に支配されていましたが、南北朝時代には在地領主の支配下に置かれました。このため応安7年(1374)室町幕府は、海夫を各在地領主から新たに大禰宜の支配に入るように命じました。このおりに作成されたのが「海夫注文」書です。

 

 

 

 

 

 

 


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