源翁心昭は正中2年(1325)越後国に生まれ,長じて総持寺の峨山韶碩の法を嗣ぎ,建徳2年(応安4年,1372)に結城直光の外護のもと,結城山安穏寺を創建し,常陸に曹洞宗を広めるきっかけをつくりました。安穏寺には4年間住した後,北へ向かい,那須野の殺生石を退治した名僧として知られ,会津地方でも活躍しました。源翁の系統は源翁派とよばれています