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1 徳川慶喜の好物(食事、飲み物)
 
  • 鳥撃ちの獲物
  • 毎朝朝食前に,甘い焼き味噌をまぶした田楽状の物をお皿に盛っておそなえした。
  • ドラ焼煎餅をこしらえた。
  • 富士見軒の西洋料理,永坂の更科の蕎麦
  • 鯛の目玉の佃煮ようの物,鯛の塩汁
  • お菓子は「風月堂」の特製品
  • ベッタラ漬
  • 「ハマヤ」のふき豆
  • お雑煮は小松菜入りの鴨(本鴨)雑煮
  • 春には,土筆ごぜん,雪が降ると雪見豆腐
  • 食膳にのぼる魚は,刺身は白身か鮪,煮魚は鰈が多かった。青魚はまず食さなかった。
  • 日曜の朝はパン食。バタートーストと紅茶,時にコーンフレークがついた。
  • 毎朝の食膳に,おかかが出た。「これはおじじ(慶喜)様のご好物」ということからしきたりのようであった。
  • 晩年は、日本食の淡泊なのを好んだ。鯛,鰹,鮃などの刺身,雲丹,海鼠,鶏卵の半熟を好んだ。
  • 酒はかなり飲んだ。晩年には,保命酒,少量の白葡萄酒,桑酒などを晩酌にした。煙草は,薩摩の刻みを少し。
   
2 衣服の趣味
 
@ 好きなスタイル
  • ナポレオン三世贈与の軍装(写真あり)
  • 狩猟姿(写真あり)
  • ネクタイ姿(写真あり)
A 普段着
  • 一寸もある大きな「花葵」の替紋が付いていた。
   
 

   

慶喜公
   
3 自動車は運転できたか
 
  • 当時自動車はなかった。外出には,馬車か人力車を利用した。
  • 人力車に乗って他の車に追い越されることが嫌いで,「追い越せ,追い越せ」と車夫に呼び掛けて,しきりに車夫を追い立てた,という。
   
4 自転車は運転できたか
 
  • 明治20年の「家扶日記」には、「御家従四人へ度々自転車御供有之」など,自転車関係の記事が多く散見される。自転車への興味は強かったようで,朝のサイクリングが日課であったという。
   

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