一橋徳川家文書
 
一橋徳川家文書
・解説
 一橋徳川家文書は,昭和59年2月に,一橋徳川家12代徳川宗敬氏より,同家に保存伝来されてきた一群の一橋徳川家文書(古記録・古文書等)の寄贈を受けたものです。これらは、『一橋徳川家文書目録』(「史料目録23」平成元年2月刊)により,一般に公開されています。
  内容は家譜歴代史料・日記・御用書類・家臣・領地・儀礼・会計・絵図・家政・資産・状物・書籍雑綴類にわたり,御三卿の家柄と生活とを窺う上で,貴重な手がかりを与えてくれる史料が多く含まれています。
  一橋徳川家の領地は,幕府領の中から播磨・和泉・甲斐・武蔵・下総・下野・越後の諸国において、合せて10万石が与えられ、郡奉行の下に代官を置いて支配しました。図は,下野領地陣屋絵図に描かれた上高根沢村取立役宇津権右衛門屋敷(現宇津救命丸工場地)で,代官陣屋の一つです。宇津家からは,救命丸が一橋徳川家に献じられた記録も残されています。
 
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