ひたちなか市武田にある武田石高遺跡の住居跡からは,古墳時代初めの土師器と在地の弥生時代終わりの弥生土器が,同じ住居跡の中から一緒に発見されています。これがどのような意味をもつものなのか,まだ十分に理解されてはいません。在地の弥生土器を使っていた人々が,新しく入ってきた土師器を受け入れたと考えることもできるし,両者間の婚姻によるものと考えることもできます。