(3)佐竹隆義と太田城

 昌義が佐竹郷馬坂城に定住して佐竹氏を名のった後,馬坂城は子の忠義が継いだ。同じく弟の隆義は太田城に入った。太田城は,天仁の頃(1108〜1109)藤原秀郷の子孫の通延が下野国からきて築いたという。隆義は,その子孫を服属させ,久安年間(1145〜1150)孫の通盛を小野崎(常陸太田市)に移した。この後,太田城は,佐竹義宣が水戸城に入城してからも,父義重が「北城様」とよばれ居城し,秋田に国替えになるまで続いた。 

  

 

 

 

 

 

 


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