東大橋原遺跡
石岡市東大橋原にある縄文時代中期の遺跡で,園部川を望む台地上にあります。調査により,住居跡4軒と貯蔵用と考えられる土壙が48基発見されました。このうち,住居跡のうちの1軒が,床や壁にかなりの熱を受けており,しかも,たくさんの焼土や木炭とともに粘土の塊が発見されていることから,住居が廃絶された後に,縄文土器の焼成遺構に転用されたのではないかと考えられています。また,土壙の大部分は袋状土壙と呼ばれているもので,その中から数多くの土器が発見されています。